雑記|打ち上げ花火Personal Fan Page

身勝手の権化、という解釈

飯岡からの帰りの車で。

わたし「ほんと、もうね、なずなの気持ちにすごく共感するよ。親への反発っていうか、自分には意思決定権がないことへの不満っていうか。どっちの結末でも転校するのは変わらないかもしれないけど、典道を選んだルートだとさ、ほんとは叶いっこない『かけおちごっこ』で少しでも心が満たされたんだよね」

旦那「まあ、そうかもしれないね」

わたし「だからさ、同じ転校って結末でも、その後の人生が変わったと思う。未練を残してしまうのと、『ごっこ』でもいいから好きな子とかけおちしてみるのとでは。世の中ってさ『気が済む』のと『気が済まない』のとでは、その後が大いに違ってくるんだしさ」

旦那「でもなあ……典道としては、結構なトラウマになったと思うぜ」

わたし「ト、トラウマ?」

旦那「だって、夏休みが明けたら、なずながいなくなってんだぜ。好きな子に、あんなに振り回されて、訳も分からず付き合わされて。それでも何だかんだで楽しかったかもしれないけど、そうであればあるほど、転校の事実を知ったらトラウマになるかもしれないぞ」

わたし「あ……あそ? そっかあ……」

旦那「いわば、なずなは『身勝手の権化』みたいなもんだ」

わたし「い〜〜〜!? そ、そこまで言う!?」

旦那「なずなはそれで気が済んだろうけど、典道はどうだろうな。おまけに『今度会えるの二学期だね』なんてセリフを残して去ってくんだし」

わたし「う〜ん、なるほど……」

旦那「だいたい女は、自分の都合で男を振り回すだけ振り回して、男の気持ちとか考えないでいたりさ。なずなの行動に、典道の気持ちなんて見受けられないだろ? 得てして女ってそういうとこあると思う。付き合わされる男の身にもなってみろよ、と思うぞ」

わたし「そそそ、そっか……」

そういう解釈をしたことは、今までにありませんでした。

『打ち上げ花火』は、とても文学的な作品だと思っていて(それは岩井俊二監督のどの作品にも言えますが)、
見る人によってそれぞれの解釈や感じ方があって、そこに文学的余韻が生じ、だからわたしはずっと好きなんですよね。

わたしはやっぱりなずな視点で見て、どうあがいても親の支配下にいるしかない子供で、自分に意思決定権がない中で、たとえ泡沫の夢と承知しつつも、少しでもその状況に抗ってみて行動してみた、という点にすごく共感しました。
もちろん、それもわたしなりの解釈にすぎませんけどね。

それにしても、そっか……『身勝手の権化』かあ……。
思いがけない解釈に、ちょっとびっくりした、というお話でしたー!

【2018飯岡】とんかつ「うずめ」

話は今年2月、旭市観光物産協会のモニターバスツアーに参加した時代へとさかのぼる……。

旭市役所観光課の課長さん(以下、課長さん)「君は飯岡に関して、よほど自信があるようだね、ふっふっふ」

わたし「ええ、まあ、そうですね……フッ(クールな笑み)」

課長さん「ではそんな君なら当然『うずめ』を知っていなければならないッ!!」

わたし「うず……め……だと……!?」

課長さん「ほほう、知らぬようだな。君は一人前気取りのひよっこ……つまりそういうことだッ!」

わたし「く……! わかった。わたしの未熟さは認めよう。だからこそご教授願いたい。その……『うずめ』とは一体何者なのだ!」

課長「その屈辱の顔! そして潔さ! 実に気分が良い。最高にハイってやつだ! そして……君の飯岡にかけるその情熱、我輩はそこを見込んで、あえて教えよう。そうッ! 『うずめ』とはッ、飯岡、そして旭市に住む者なら知らぬ者はない、トンカツの名店だぁぁぁぁ!!(ドッギャーーーーン!)」

わたし「ト……トンカツだと!! そうか、わたしは必ず彼の地へ到達しよう。この未熟さを認め、そして行き、喰らい、味わい、ひとまわり成長した飯岡フリークとなって舞い戻ろう!!」

というようなやりとりがありまして。
注:上記の会話、大筋においては事実ですが、9割はフィクションにより脚色が加えられています)

前置きがかなり長くなりましたが、要するに観光課の課長さんの推す、とんかつの名店「うずめ」へ行ってきました。
嶋田釣具店を起点にすると、約12キロ、車で20分の道のり。
旭駅の西隣の「干潟駅」が最寄り駅ってことに。

ロースカツ定食

めっちゃ、んまかった!!

↑前置きがやたら長くて、オチがこんだけ! ヽ(*`Д´)ノ
肉、やわらかく、そしてトンカツの王道という感じで、また来たいと思いました!

や、わたしは「ロースカツ定食(1030円」で、同行者は「リブロースカツ定食(1230円)」を。
わたしも最初はリブロースカツにしようかと思ったのですが、
「脂が多めになってます」
という店員さんの説明で、おとなしく普通のロースカツに……。

次回は「ロース網焼き定食」とかいいかも、と思ったり。
「特選」がつくメニューもあって、「カツ定食」も「網焼き定食」も、どちらも2000円。
いっそ贅沢に、そっち食べてみればよかった……。

「うずめ」メニュー

次の機会には!!

食事処うずめ

『打ち上げ花火』の世界観に浸るバスツアー

ARアプリのことや、飯岡で出会った美味なるものの件を書き留めたところで、さてその日の出来事や雑感などをざっくりと……。

東京駅で8時45分に、八重洲口から出て南下したとこにあるバスの発着場で集合する訳だけど、在来線の電車に1分の差で間に合わず、やむなく新幹線を使ったら、1時間はやく着いちまったい……。
ま、ドトールとかで朝食をとりながら、のんびり待てばよかろうなのだ。

正直なところ、参加費無料とはいえ、25年も前の作品のロケ地めぐりで、どのくらいのお客さんが集まるのか……どきどきしながら行ってみると、なんと満席!
ううっそ!?

バスの中では、ARアプリの導入の説明があったり(ま、配布された手元のパンフレットを見れば大体OKですが)、『打ち上げ花火』の上映があったり。
これから訪れる場所への期待感を増してくれる、よい演出だなー、と。

なお、参加者の中には、中国人の男性二人組が。
なんか、ファン層がワールドワイドで、嬉しい……!
(北京語だったけど、微妙に訛っていたので、地方出身者だと思う。多分、北京からはそんなに遠く無い場所かな。違ってたらごめんね)

以下、各場所での大まかな流れを記載します。
この中には、ちょっとしたサプライズもありましたが、ネタばれにならないよう、それは割愛ということで。

●三川小学校

11時には、三川小学校。
ここね、通常では入れない場所で、こんな旭市が企画した公式のイベントでもなければ、堂々とは入れないのよねー。
まずこれだけでも、参加する価値で満たされていると思う。
考えてもみて!
どうどうと、プールサイドへ入れるのよー!?
どうどうと、シーン再現の写真が撮れるのよー!?

で、男女とわず参加者のみんなは、プールサイドで寝そべって、なずなのあのシーンを再現しては交代で撮影してもらったり。
わたしは、どうしよう……と思って周囲を見渡すと……バスで隣の席の女性と、はたと目があったその瞬間、
「お互い、撮りっこしませんか!?」
超人見知りのわたしが、よくぞ勇気を出したものです。
この瞬間、お互いの心が、がっちり熱い握手を交わしていました。

三川小学校のプールでシーン再現

てなことで、寝そべって見る。
参加者の皆さんの中から、
「すげーっ、再現率、高い!!」
という声が、ちらほら上がってくれました。
ま、寝そべるだけなのですが……しかーし、
・だいたいどの位置で寝そべり、
・どういう姿勢でいて、
・足をどういう角度にするか、
などなど、おおよそは把握していたので!!
て云うか……以下、照れているわたしの心の声。
(ふっふっふっふっふ……ファンとしての経歴の長さだよ、諸君……くっくっくっくっく……!)

なお、ここで初のARアプリ起動。
しかし、うまく動いてくれない……。
アプリ開発関係者の方にも相談しましたが、最終結論としては、
「スマホごと再起動!」
これで、すんなりと動くようになりました。

他にも、別のロケ地でこの現象に悩んでいた参加者がいたので、うまく場所を認識してくれない時は、スマホまるごと再起動をお勧めします。

……あ!
「ねえねえ、見てよ、墨汁みたい」
でプールサイドに座るシーンの再現をするの、忘れてた!!

●玉崎神社と嶋田釣具店跡

この辺で、同行した市役所の観光課の課長さんが、その濃いキャラを徐々に発揮しはじめます。
「実は屋台のシーンで出演していたんですよ」
それを真に受けたわたしは、
「どどどどどの役でしょうか!?」

いやー、はずかちぃ〜。

ご神木の角度が、ドラマのシーン内と違っている感じがすることについて、質問したかったのですが、すっかり忘れてた……。

釣具店跡へは、歩いて数分。
こんなにたくさんの人たちが、何〜〜〜〜もないところで群れているので、通りすがりの人が怪訝な顔で、
「何の集まりですか?」
などと質問してきましたが。
(ソリャソウダ)

●飯岡灯台

こちらでは、ARアプリの「フォトフレーム」機能が、初稼働。
もちろん、登校シーンの坂道もごく近い場所にあるので、そちらへ行く人も。
スタッフさんに頼んで、両腕を飛行機の形に広げ、走っているシーンをARアプリで撮影している男性もいたり。
そう、これこそがこういうツアーの醍醐味。
非常に正しい姿です!

スタッフさん達は気さくな方ばかりで、とても協力的なのが嬉しいところ。

●バス停跡

ここはちょい、時間が足りない感じで少し残念。
ARアプリの「フォトフレーム」機能が使える場所です。
今ではなくなってしまったバス停をアプリ上で再現し、記念撮影もできたりします。

「見るなよ!(ばきっ!)」
の十字路でも、シーンを再現する人たちが続出。
やー、こんなに大勢で訪れると、みんな次々にそういうことしちゃうので、そんな様子を見ているだけでも楽しい〜!
たとえお互いの名前は知らなくても、なんか、心が通じ合える雰囲気が嬉しいですね。

●「これ歩くの、遠すぎるよ」のあぜ道(道の駅・季楽里あさひ)

最後は、こちら。
道の駅で、当然のような顔をしてソフトクリームを買って食べてるわたしの姿に、スタッフさんは、
「さすが、手慣れていらっしゃる(笑)」
と褒めて(?)くれたり。

アプリのシーン再現機能で、より正確な位置をさぐりつつ参加者の皆さんが撮影するのですが、
ここ、冬でよかったなぁ……とつくづく思ったり。
夏だとね、雑草が猛烈に生えまくって歩きづらいのなんのって。
その点、冬枯れの今の時期なら、実に歩きやすい!

なお、シーン再現機能では、思ったよりも結構あぜ道の端っこまで歩かないといけません。
道の駅の反対側のあぜ道へ行けば、「俺はなずなが好きだよー、なーずなー!」の場所になるのですが、
アプリのシーン再現にはそちらは入ってないのが残念。
とはいえ、機能的に一箇所につき1シーンずつとならざるを得ない仕様と思われるので、これはやむなし。

そして最後に、いちご園という流れになります。
すべてのロケ地をカバー出来るものでは無いものの、さすがにそれは贅沢というもので、
旭市公式のイベントであればこそのメリットに溢れているこのバスツアーは、参加費無料が信じられないほどのクォリティだと思います
それどころか、細部にいたるまでよく練られまくったツアーでしたね。

3月3日の二回目に参加する皆さん、当日はスタッフさんに気軽に声をかけるのがお勧め。
このツアーを開催するに至った経緯や、各種裏話なども聞けるかもしれません。

あとね、参加者の誰かと親しくなると、よりぐっと楽しさが倍増します。
(特に、わたしのような人見知りは、勇気を出すのが吉!)

以上、2月17日の初回からお送りいたしましたー!

『打ち上げ花火』の世界観に浸るバスツアー(いちご)

ごきげんよう、千葉県旭市に魂を売っちまった管理人でございます。

もうね、結論から申し上げますと、

いちご、最高ー!!

大きい!
そして大きいものほど上品な甘み!

なんか、大きないちごって、大味なイメージがあるのですが、その逆!
大きいほど、甘くて美味しい!

千葉県旭市のいちご

今回のバスツアーの最後を飾るのは、『石毛いちご園』でのいちご食べ放題だったのですが(重ねて言いますが、参加費無料)、お昼の豚しゃぶがまだ胃の中に残っていて、あまり食べられそうにも……世の中には別腹があるのだーーー!!
いちいち数えなかったけど、多分結局20個かそれ以上は食べた気がします。

石毛いちご園

ヘタを入れるための透明なパックを受け取り、温室の中へ。
外の冷たい風から、一気に湿度のある暖かな環境へ。

いちごの摘み方ひとつとっても、素人と玄人があるものです。
素人は、ひとつ摘むだけでももたもたと時間がかかり、そして摘んだ跡が下手。
玄人ともなると、1秒もかからずさっと摘み取り、そして摘んだ跡がとても綺麗。

わたしレベルの、飯岡歴が段違いな『打ち上げ花火』ファンサイト管理人ともなると、いやーもー、ごめんなさい下手くそでごめんなさい。
市役所の観光課の課長さんなんかは、
「これがプロの摘み方というものです」
どや顔で、ささっと摘み取ってはわたしのパックへほいほいと入れてくれます。
もうこれ以上は無理、食べられない……と潤んだ眼差しで訴えかけても、ほいほいいれてくれやがります。

もうやめてわたしの胃袋は限界よー、いちご色の反吐がでるよー、というところで、ほうほうの態で逃げ出しました。

さて、ここで、キャラの濃い課長さんの語りです。

「ここら辺はねえ、いちごの生産量も日本一なんですよ。でもね、売り上げともなるとランクがぐぐっと下がっちゃうんですよね……」

つまり、豚肉と同じく、
「品質は高いのに、ブランド力が無い!」
に帰結する訳です。
実際のところ、同じ関東の某県の某ブランドいちごは、千葉より寒い環境なので、温室を維持するためにたくさんの燃料が必要。
でも千葉の九十九里近辺なら、もともと温暖だし、そんな必要はない、と。
つまり、ブランド力さえつければ、関東では無敵のいちごになる筈、ということらしいです。

実際のところ、かつて嶋田釣具店さんへお邪魔するたびに、メロンやスイカを、
「むしろ食べて行って。タダみたいなもんだし、余ってるから」
と、ガンガンご馳走になったりしたものですが、こんなものをご馳走になって良いのかと思うくらい、甘くて美味しかった思い出が。

今回のモニターバスツアーを通じて、参加者のみんなが口コミで少しでも評判を広げていってくれたらいいな、と一参加者にすぎないわたしも、切に願いたくなりました。

いちごを摘んでは頬張る参加者の皆さん、嬉しそう、楽しそう。

今回お邪魔した『石毛いちご園』では、ネット通販も受け付けているみたいですし、
いちごが大好きな姪っ子たちの為に、いちごを買って送ってあげよう、と思いました。

なお、ここでの戦利品は、いちごジャムです。
少しでも現地でお金を落としたいと思って参加しましたし、実際、美味しかったし。
毎朝、パンに塗って食べています。(もう、半分くらいしかない……)

『打ち上げ花火』の世界観に浸るバスツアー(山中食品)

何度も飯岡を訪れているつもりだけど、まだまだ知らないことって、いっぱいあるんだなぁ……と思います。
そりゃ、10回以上訪れていても、現地の人たちは1年の間に365回訪れているようなものだから、敵いっこないのは当然ですが。

いいおか潮騒ホテルのすぐ隣にある、山中食品
揚げせんべいを作っています。
工場直売限定商品なんかもあったりします。
敷地内にある小さなプレハブで売っています。

正直……せんべいには余り興味がないなあ……と思っていたのですが、市役所の観光課の課長さんが熱弁で推してきたので、
現地でお金を落とす気満々で来ていたわたしは(何しろ参加費無料のツアーだしね)、とりあえず昼食後に買いに行きましたよ、ええ。

買ったのは、七味味、カレー味、塩味。
で、帰宅後。
んんんんんんんんんんんんんんまあああああいいいいいい!!

もう一度言います。
わたしは、せんべいには余り興味がありません。
そして……。
んんんんんんんんんんんんんんまあああああいいいいいい!!

何これ、サクサク食べられて、しかも止まらぬ美味しさじゃないの!!

千葉県旭市に買収された汚い女が、何を言うか、と思われるかもしれません。(自分でも、そう思うけど……)
でも、敢えてもう一度だけ言います。

んんんんんんんんんんんんんんまあああああいいいいいい!!

でもね、一番楽しみにしていた「七味あじ」が、全部うちの夫に食べられてしまった……。
(食べ物の恨み、いつか思い知れ、くそがッ!!)

何でも、山中食品は、311の津波で一度は廃業したそうです。
(わたしの聞き間違いじゃなければ)
そりゃまあ、すぐ目の前が海だしね。津波直撃ポジションだしね……。
でも地元の要望に応える形で、頑張って再興したとのこと。
そのエピソードを聞くだけでも、いかに愛される味だったかが判ります。
って云うか、これを食べた後なら、再興の要望が上がるの、判るわ……

一応、義父母用のおみやげに塩味を買ってあるんだけど、どうしようこれ……。
いっそ、「どこにも行ってませんよ」な顔をして、そっとこれも食べちゃうか、正直におみやげとして渡すべきか……。
うちの夫は、
「喰っちまおうぜ……!」
と悪魔の囁きをしてくるんですが。

義父母へ献上するかどうか迷ってる塩味
【審議中】( ´・ω) (´・ω・) (・ω・`) (ω・` )
山中食品の揚げせんべい

次回は、石毛いちご園のいちごをお送りします。(多分、明日)

『打ち上げ花火』の世界観に浸るバスツアー(千葉の豚肉)

今回のわたしは、千葉県旭市の手先だぜぃ、へいへい!!
旭市に買収されちまった、汚い女だぜぃ、へいへい!!
でも、真実しか話さないんだぜぃ、へいへい!!
例えあからさまなステマと罵られても、どこ吹く風の勢いでゆくのだ!!

●千葉県の豚肉!

こめ豚、と云うそうです。
主に千葉県産の米を餌にしていて、臭みが少なくあっさり!
これを、モニターバスツアーの昼食として、『いいおか潮騒ホテル』で供されました。
豚しゃぶ!
実際にあっさりしつつも、甘みもあって、途轍もなく美味しゅうございました。

バスツアーに同行した、旭市の市役所観光課の課長さんがその場で説明した言葉を引用すると、
「普通の豚肉よりも、脂が溶ける温度が低いので、あまりしつこくないんです」
とのこと。
生産量は日本で1位らしいのですが、売上となると、順位が下がってしまうそうです。
つまり、
「美味しいんだよ! 美味しいのに、ブランド力がなくてトップを取れないんだよ!!」
という悔しい事実が。

いやほんと、実際に美味しかったんだから!!
このバスツアーは参加費無料なんだけど、『打ち上げ花火』のロケ地めぐりと並行して、旭市の食材の魅力を知ってもらうという意図もあるようです。
で、モニターとして無料招待してでも、実際にそれを味わってもらいたい、という気持ちが非常によくわかる美味しさでした。

地元よりも遥かに飯岡を愛するわたしとしては、鼻息荒くしてその心意気に同調します!

飯岡の豚しゃぶ

他のメニューとしては、

・イワシのつみれ汁
 ……出汁が濃厚で、かつ上品な味わい。ひと口いただいた瞬間に、澄んだ香りがふんわり鼻腔に拡がりました。
 一発目には、これを味わうのがお勧め。食欲が増進します。

・九十九里浜産カイソウ
 ……この辺では、これを「カイソウ」と言うようです。「コトジツノマタ」という海藻を煮溶かして固めた、見た目には羊羹みたいな一品。
 わたしは好きだと思ったけど、好みは分かれるかも?
 でも、この辺でしか取れない珍味なので、一度は味わう価値があると思います。

・性学もち(せいがくもち)
 ……豚しゃぶと一緒に食べるべし。うるち米を突き上げて作ったもので、固くならず、なんとっ、茹でても溶けないらしい!
 通常のお餅は、溶けてどろどろになるよね……。
 そういう特性から、鍋にはぴったりかもしれん。

お品書き

●メイン

  • 旭市産こめ豚のしゃぶしゃぶ
  • 旭市産季節の野菜
  • 旭市の郷土食 性学もち
  • ポン酢とゴマだれ 薬味一式

●揚げ物

  • メカジキと旭市海上産マッシュルームの串揚げ
  • 銚子漁港直送 メヒカリの唐揚げ

●小鉢2種

  • 旭市飯岡産シラスおろし
  • 九十九里産カイソウ

●汁

  • 九十九里名物 飯岡漁港産イワシのつみれ汁

●香物

  • 旭市大橋商店特性 万歳漬(瓜の鉄砲漬 味噌大根)

次回は、山中食品の揚げせんべいとか、いちご園のいちごとか。

『打ち上げ花火』の世界観に浸るバスツアー(ARアプリ)

2018年2月17日、旭市観光物産協会が告知していたモニターバスツアーに参加してきました。

控えめに言って、最高すぎた!

目玉の一つが『ARアプリ』で、これがもっと昔から存在してくれていたら、どんなにロケ地巡りが楽でたのしかったろうか……。
スマホのARアプリに関しては、下記のリンクを参照ね。
http://www.city.asahi.lg.jp/section/shouko/news/2017-1222-1509-12.html

特に、来週の3月3日に同じバスツアーに参加する人や、そうじゃなくても今後飯岡のロケ地訪問を計画している人は、是非ともスマホに導入しておくのがお勧め

●何ができるのか

  • 原作ドラマのシーンと同じ角度で写真が撮れる機能(全10箇所)
  • 各シーンのスポットで、岩井俊二監督のコメントが閲覧できる(現地へ行った時のみ)
  • 映画のワンシーンに入れる、フォトフレーム(バス停跡と灯台の2箇所)

●注意点

まず、『SATCH』というアプリをインストールしてから、旭市のイメージキャラ『あさぴー』のご尊顔をスキャンすることで、飯岡ロケ地めぐりに使用できるようになる訳だけど、
必ずブックマークすべし!
じゃないと、起動しなおすごとに、あさピーをスキャンしなおす羽目になるので。
ブックマークの登録は、アプリ画面の下にある☆マークで出来ます。

で、アプリ起動の都度、ブックマークを読み込めばOK。

なお、このアプリでカバーしていないロケ地もあります。

  • 中池(バナナ食べる人〜、の池)
  • 安曇医院(ちょい遠いし、車とめられないし、ドラマ当時の建物じゃないしね)
  • 豊岡小学校(何故だ……と思ったら、あそこはぎりぎりで銚子市だった。旭市じゃないのよー!)

また、このバスツアーでは、飯岡駅は立ち寄らないので、このアプリを駅で試したい場合は、後日あらためて……という感じに。

●各画面

シーン再現機能
ARアプリ:シーン再現機能

岩井俊二監督のコメント(現地限定)
ARアプリ:監督のコメント

フォトフレーム
ARアプリ:フォトフレーム

※念のため、バスツアーに同行されていたアプリ関係者の方に、アプリを紹介して良いかと確認してあります。
スキャン用に、あさピーのイラストも……と思いましたが、そっちの著作権とかがどうか判らなかったので、相談の結果、「じゃあ、アプリの導入紹介ページへのリンクで」と云うことに。

季節外れの飯岡訪問(つちや食堂)

いや、季節外れどころか、むしろこれは「季節どんぴしゃ」と言えるのではないかと。
さんま、旬の季節だし。

えー、ここだけ「打ち上げ花火」のロケ地訪問ではなく、「孤独のグルメ」ロケ地めぐりになります。

脳内音楽は、REMEDIOSのサントラではなく、
(ごろぉ〜(てんてけてんてけ)ごろぉ〜(てんてけてんてけ)い・の・がしーら! ふぅ〜!)
てな具合に切り替わっております。

ほんとはね、月曜日に行こうと思ってたのよ。

ところが!
月曜、定休日だったのね……(下調べが足りなかった……直前まで忙しかったし!)

では、次の日に行くつもりでいた「海辺里(つべり)」へ……あかん、休業日だ!
いや、それどころか何やら工事中だし!
(次の日にも、前を通りかかったら、やはり工事中。しばらく多分、工事中)

っていうか、この近辺一体ぜんぶ、月曜は定休日!
この日は、しくしく泣きながら、確実にやっているであろう「道の駅・季楽里あさひ」へ向かいましたとさ。

飯岡を訪れる時は、
月曜日だけは避けるべし!

さて!
明けて火曜日。

つちや食堂

「わたしが焦っているだと? バカな、わたしは腹が減っているだけだ!」
ん、ちょっとセリフが違う。(どうやらガルマが混じった模様)

「焦るんじゃない、わたしは腹が減っているだけなんだ……」

脳内でセリフを言い直して、いざ店内へ。
写真を撮っていいですか、と店員さんに聞くと、
「いいよー」
の即答。
その是非を考えたり、あるいはもったいぶるなんてこともなく、あっけらかんと即答。

つちや食堂メニュー

目指すは、刺身定食。
そして「新さんまのなめろう」、および「ハマグリの酒蒸し」。
ここはほぼ「孤独のグルメ」に忠実に、ちょっと贅沢にいきます。

つちや食堂・さしみ定食
刺身は、メニューに掲げられている中から2種類を選ぶ方式。
わたしは、めかじきと新さんまの刺身に。
秋刀魚は新鮮で、とてもよかったけれど、めかじきじゃなく、マグロかタコにすればよかったかも。
や、めかじきも美味しかったけどね。

つちや食堂・新さんまのなめろう
秋刀魚のなめろう、えらく美味しかった。
甘みがあって、コクがあって。
うっかりご飯が進んでしまいそうな味わいで。
これ、スーパーに秋刀魚の刺身が売ってたら、今度まねして作ってみよう、そうしよう。
秋刀魚の質や鮮度はかなわないにせよ。

つちや食堂・はまぐりの酒蒸し
もうね、これ、ぷりっぷり。
噛むと、旨味がじわ〜っと口中を支配して、塩気もほどよく、香りが鼻腔にふんわり拡がるの。
残った汁は、こっそりご飯茶わんにいれて、ずずずいっと味わいます。

つちや食堂・刺身定食その他

はい、ごっそさでした!

つちや食堂・店内

季節外れの飯岡訪問(いいおか潮騒ホテル)

昨夜は、いいおか潮騒ホテルにて宿泊。
旧・飯岡荘です。

本編ラストシーンで、典道がうろうろしていたお祭り会場の場所です。
三浦晴子先生に呼び止められるシーンでも、背景にばっちり映ってた、あの建物です。

【部屋!】

リニューアルしただけあって、部屋もきれい。


窓には、海の見渡せる素敵な眺望(晴れていれば、多分)。

なんか、プールもあったり。どうやら市民プールで、夏にはお客さんに解放しているようです。

【ご飯!】

ご飯は、この写真に加えて、バイキング形式で好きなのを取るようになっています。
さすが漁港の町だけあって、魚が……んまい!
「魚の筋肉を食べてる」って感じのする、身の引き締まったお造り、久々に食べましたよ。


・前菜:三種盛合せ
・御造り:五点盛合せ
・蒸物:蟹餡かけ茶碗蒸し
・台物:秋の茸と旭産豚肉の陶板焼き
・揚物:秋刀魚蕎麦とろ磯辺巻(獅子唐、大根おろし、紅葉麩、揚げ出し汁)

【温泉!】

お湯は、一切の誇張なく、聞きしにまさる真っ黒さ。
「ねえねえ見てよ、墨汁みたい!」
と、お約束のセリフで、心の中で嬌声を上げてみたり。

なお、この写真は、ホテルのフロントの係員に了承をいただきました。
他のお客さんがいない時に撮影。
お風呂の中は、通常は撮影できないので……。

【その他!】

なお、震災時の津波は、膝の高さまで来たそうです……。

現時点(2017年10月)では、Wi-Fiは1階のロビー部分でしか使用できないそうですが、部屋にはLANケーブルの差込口が。
もしかしてLANケーブルを持参していれば、繋げられたかもしれません。
(基本、スマホのテザリングでしのぎましたが……)

季節外れの飯岡訪問記(国道126号線の検証)

ま、季節外れ、てのは、わたしみたいな「打ち上げ花火」ファンにとっての話ですけどね。
そもそも、夏以外にも飯岡行ったこと、他にも何度かありますけどね。

本日は、雨。
逃れようもないほど、雨。
いくつか「ロケ地・飯岡探訪」の写真を追加・取り直ししようと思いましたが、
あまり無理しない方向性に。
また今度もどうせ何度も行くでしょうし、晴れの日もあれば、雨の日もあります。

それよりなにより、今回の一番の目玉は、

●典道「花火大会は?」(本編31:25あたり) 
〜 なずな「それは心中でしょ!」(本編32:20あたり)

の、実際の位置の検証。

グーグルストリートビューで「この位置だ!」という推測は立ててましたが、
実地検証するまでは、確証はできないな……と思ってましたので。

同行者に運転をお任せし、わたしは後部座席で背後をビデオカメラで撮影。
その、撮った動画を見比べたところ、
「うむ! 我輩の思った通りである!」
との確証に至りました。

このシーンの撮影は、広原交差点の少し東側から始まり、途中、カットを挟みつつ、「向後いちご園」をすこし過ぎたあたりへ至るまで、ほぼ一気に撮ったものと思われます。

詳細は、また後日に。

なお、運転は、バスと同じくらいと思われる時速40〜50Kmで走行してもらいました。
途中、二度の信号を挟んで。
結果、約6分。

放映から四半世紀も経って、いまだにこんな細かいとこまで検証しようなんてファンが存在するなんてこと、当時の撮影スタッフの方々は、思いもしなかったでしょうねえ……。

【検証】

正直、「販自コタイ」の広告が恨めしいですが……。
あと「ンマンワ」の表示ステッカー。

本編31分25秒シーン(花火は?)

国道126号線シーン検証01

画像にある通りです。
比較検証としては、少しパンチが弱いですが、手がかりとなる筈の背景の大半を「販自コタイ」のベールに覆われているので……。
ただ、本編31分43秒のあたりで、道がゆるやかなカーブを描き始めます。
実際の走行でも、上記写真の場所から20秒後くらいに、同じくカーブを描き始めました。

本編32分11秒シーン(それは心中でしょ! の直前、なずなが座席に座るシーン)

国道126号線シーン検証02

カメラの位置のおかげで神秘なる「販自コタイ」のベールが消え失せ、
かつ、ピントが背景に合ってくれた、奇跡の一瞬。
それが本編32分11秒シーン。

ここは、手がかりがいっぱいあります。
説明文は、ほぼ画像の中に入れてあります。

【現時点での結論】

こんな感じです。
国道126号線シーン検証・結論