ARアプリのことや、飯岡で出会った美味なるものの件を書き留めたところで、さてその日の出来事や雑感などをざっくりと……。
東京駅で8時45分に、八重洲口から出て南下したとこにあるバスの発着場で集合する訳だけど、在来線の電車に1分の差で間に合わず、やむなく新幹線を使ったら、1時間はやく着いちまったい……。
ま、ドトールとかで朝食をとりながら、のんびり待てばよかろうなのだ。
正直なところ、参加費無料とはいえ、25年も前の作品のロケ地めぐりで、どのくらいのお客さんが集まるのか……どきどきしながら行ってみると、なんと満席!
ううっそ!?
バスの中では、ARアプリの導入の説明があったり(ま、配布された手元のパンフレットを見れば大体OKですが)、『打ち上げ花火』の上映があったり。
これから訪れる場所への期待感を増してくれる、よい演出だなー、と。
なお、参加者の中には、中国人の男性二人組が。
なんか、ファン層がワールドワイドで、嬉しい……!
(北京語だったけど、微妙に訛っていたので、地方出身者だと思う。多分、北京からはそんなに遠く無い場所かな。違ってたらごめんね)
以下、各場所での大まかな流れを記載します。
この中には、ちょっとしたサプライズもありましたが、ネタばれにならないよう、それは割愛ということで。
●三川小学校
11時には、三川小学校。
ここね、通常では入れない場所で、こんな旭市が企画した公式のイベントでもなければ、堂々とは入れないのよねー。
まずこれだけでも、参加する価値で満たされていると思う。
考えてもみて!
どうどうと、プールサイドへ入れるのよー!?
どうどうと、シーン再現の写真が撮れるのよー!?
で、男女とわず参加者のみんなは、プールサイドで寝そべって、なずなのあのシーンを再現しては交代で撮影してもらったり。
わたしは、どうしよう……と思って周囲を見渡すと……バスで隣の席の女性と、はたと目があったその瞬間、
「お互い、撮りっこしませんか!?」
超人見知りのわたしが、よくぞ勇気を出したものです。
この瞬間、お互いの心が、がっちり熱い握手を交わしていました。
てなことで、寝そべって見る。
参加者の皆さんの中から、
「すげーっ、再現率、高い!!」
という声が、ちらほら上がってくれました。
ま、寝そべるだけなのですが……しかーし、
・だいたいどの位置で寝そべり、
・どういう姿勢でいて、
・足をどういう角度にするか、
などなど、おおよそは把握していたので!!
て云うか……以下、照れているわたしの心の声。
(ふっふっふっふっふ……ファンとしての経歴の長さだよ、諸君……くっくっくっくっく……!)
なお、ここで初のARアプリ起動。
しかし、うまく動いてくれない……。
アプリ開発関係者の方にも相談しましたが、最終結論としては、
「スマホごと再起動!」
これで、すんなりと動くようになりました。
他にも、別のロケ地でこの現象に悩んでいた参加者がいたので、うまく場所を認識してくれない時は、スマホまるごと再起動をお勧めします。
……あ!
「ねえねえ、見てよ、墨汁みたい」
でプールサイドに座るシーンの再現をするの、忘れてた!!
●玉崎神社と嶋田釣具店跡
この辺で、同行した市役所の観光課の課長さんが、その濃いキャラを徐々に発揮しはじめます。
「実は屋台のシーンで出演していたんですよ」
それを真に受けたわたしは、
「どどどどどの役でしょうか!?」
いやー、はずかちぃ〜。
ご神木の角度が、ドラマのシーン内と違っている感じがすることについて、質問したかったのですが、すっかり忘れてた……。
釣具店跡へは、歩いて数分。
こんなにたくさんの人たちが、何〜〜〜〜もないところで群れているので、通りすがりの人が怪訝な顔で、
「何の集まりですか?」
などと質問してきましたが。
(ソリャソウダ)
●飯岡灯台
こちらでは、ARアプリの「フォトフレーム」機能が、初稼働。
もちろん、登校シーンの坂道もごく近い場所にあるので、そちらへ行く人も。
スタッフさんに頼んで、両腕を飛行機の形に広げ、走っているシーンをARアプリで撮影している男性もいたり。
そう、これこそがこういうツアーの醍醐味。
非常に正しい姿です!
スタッフさん達は気さくな方ばかりで、とても協力的なのが嬉しいところ。
●バス停跡
ここはちょい、時間が足りない感じで少し残念。
ARアプリの「フォトフレーム」機能が使える場所です。
今ではなくなってしまったバス停をアプリ上で再現し、記念撮影もできたりします。
「見るなよ!(ばきっ!)」
の十字路でも、シーンを再現する人たちが続出。
やー、こんなに大勢で訪れると、みんな次々にそういうことしちゃうので、そんな様子を見ているだけでも楽しい〜!
たとえお互いの名前は知らなくても、なんか、心が通じ合える雰囲気が嬉しいですね。
●「これ歩くの、遠すぎるよ」のあぜ道(道の駅・季楽里あさひ)
最後は、こちら。
道の駅で、当然のような顔をしてソフトクリームを買って食べてるわたしの姿に、スタッフさんは、
「さすが、手慣れていらっしゃる(笑)」
と褒めて(?)くれたり。
アプリのシーン再現機能で、より正確な位置をさぐりつつ参加者の皆さんが撮影するのですが、
ここ、冬でよかったなぁ……とつくづく思ったり。
夏だとね、雑草が猛烈に生えまくって歩きづらいのなんのって。
その点、冬枯れの今の時期なら、実に歩きやすい!
なお、シーン再現機能では、思ったよりも結構あぜ道の端っこまで歩かないといけません。
道の駅の反対側のあぜ道へ行けば、「俺はなずなが好きだよー、なーずなー!」の場所になるのですが、
アプリのシーン再現にはそちらは入ってないのが残念。
とはいえ、機能的に一箇所につき1シーンずつとならざるを得ない仕様と思われるので、これはやむなし。
そして最後に、いちご園という流れになります。
すべてのロケ地をカバー出来るものでは無いものの、さすがにそれは贅沢というもので、
旭市公式のイベントであればこそのメリットに溢れているこのバスツアーは、参加費無料が信じられないほどのクォリティだと思います
それどころか、細部にいたるまでよく練られまくったツアーでしたね。
3月3日の二回目に参加する皆さん、当日はスタッフさんに気軽に声をかけるのがお勧め。
このツアーを開催するに至った経緯や、各種裏話なども聞けるかもしれません。
あとね、参加者の誰かと親しくなると、よりぐっと楽しさが倍増します。
(特に、わたしのような人見知りは、勇気を出すのが吉!)
以上、2月17日の初回からお送りいたしましたー!